エネルギー高騰に負けない!…自治体の「家電買い替え補助金」で光熱費削減を賢く実現
昨今の食料品や日用品の値上げ、電気・ガス代などの光熱費の高騰により、家計が圧迫され、日々の暮らしを維持するのが大変になってきました。光熱費を抑えるために、エアコンや冷蔵庫などの家電製品を最新の物に買い替えたいと考えるものの、その購入資金も高額です。 【写真】わが家の冷蔵庫は20年物 最新に買い換えるべき?→衝撃の節約額が判明<FPが解説> そんな悩みを解決できるような補助金制度などはないのでしょうか。ファイナンシャルプランナーの篠田彰輝さんに話を聞きました。 ー家電買い替えに使用できる補助金は存在しているのでしょうか 実際に存在します。エネルギー価格高騰に伴う家計負担の増加への対策や、環境問題への対応として、自治体も家電の買い替えを推進しているのです。 ー具体的にはどのような補助金がありますか 各自治体がそれぞれの状況に合わせて補助金の制度を設けています。例えば愛知県一宮市では「省エネ家電製品(エアコン、冷蔵庫、冷凍庫)買替え補助」がおこなわれており、対象家電の購入合計金額(買替・設置・リサイクルに係る費用)によって、1~3万円補助されます。 また東京都足立区ではさまざまな補助金が制度化されました。「気候変動適応対策エアコン購入費補助金」だけでなく「節水型トイレ設置費補助金」「節湯型シャワーヘッド購入費補助金」など、電気代だけでなく水道代に目を向けた補助金制度が存在します。 ご自身が住んでいる自治体にどのような補助金があるかは、HPや広報誌などで確認すると良いでしょう。 ー補助金を申請するにあたり、注意すべき点はありますか 補助金の多くは予算枠があり、応募が殺到して予算がなくなると、期限が来る前に終了してしまいます。中には既に予算が上限に達して終了した補助金や、近々予算が上限に達すると注意を促している補助金もあります。利用したい補助金があれば、早めに申請したほうがいいでしょう。 また、補助金の支給を受けるためには、指定された条件を満たす必要があります。事前にその内容を確認せず条件を満たさない家電を購入した場合には、補助金は支給されません。事前に支給条件を確認しておくことが重要です。 適切に利用すれば生活の助けとなりますので、季節の変わり目などには定期的に補助金の情報を確認して、使えそうなものがあれば積極的に使っていくことをおすすめします。 ◆篠田 彰輝(しのだ・あきてる)2級ファイナンシャル・プランニング技能士 小・中学生3人息子を持ち、自身の体験も踏まえたライフプランニングが好評。また趣味である落語をビジネスに活用するセミナーも実施している。 (まいどなニュース特約・八幡 康二)
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