【横浜】アンデルソン・ロペス「誇り」2年連続得点王 オフはシュラスコ、パゴージ、サンバ
<明治安田J1:横浜0-2名古屋>◇最終節◇8日◇日産ス 横浜F・マリノスのエースFWアンデルソン・ロペス(31)が、2年連続得点王となった。 この日は2本のシュートを放ったものの無得点に終わったが、3得点差で2位のレオ・セアラ(C大阪)らもノーゴールとなり、年間24ゴールでタイトルを確定させた。 2年連続得点王は大久保嘉人(13~15年に川崎で3年連続)以来。22得点を挙げた昨年は大迫勇也(神戸)とタイトルを分け合ったが、今年は単独で得点王に輝いた。「素直にうれしい。2年連続で取れたことはとても誇りにも思う。1番大事にしているチームのタイトルには届かなくて本当に悔しいけれど、目標だった得点王を取れたことはうれしい」とうなずいた。 今季リーグ戦で最も印象深いゴールはと尋ねられると、「(1つ選ぶのは)とても難しい…」と熟考。そのうえで、ハットトリックを記録した11月16日の磐田戦での自身2得点目を挙げた。「あそこで(相手に)2点差をつけることができた」と、勝利に貢献したことに価値を見いだした。 長いシーズンを駆け抜けた。ここからはしばらく、来季に向けて心身を充電する期間となる。「タフなシーズンだったからしっかり休みつつ、思う存分、責任感を持って楽しみたい」と笑顔で宣言。「海に行ったり、家族を連れてプールに行ったり、(ブラジル料理の)シュラスコをいっぱい食べたり、(ブラジル音楽の)パゴージやサンバをいっぱい聴いて楽しみたい」とプランを描いた。【奥岡幹浩】 ◆アンデルソン・ロペス 93年9月15日、ブラジル出身。16年から約1年半J1広島に所属したほか、19年から22年途中まで札幌でプレー。中国1部の武漢を経て22年に横浜に加入した。ポジションはフォワード。