旭化成建材(株)による杭工事実績3,040件に関する調査報告(全文9)
ジャパンパイルの偽装で、データ流用が業界全体の問題になっているのではないか?
記者A:すいません。先ほどちょっと、ほかの業界もというお話があったかと思うんですが、今日午後に大手のジャパンパイルさんが同じようなデータの偽装が、流用がありましたということを18件だと思うんですけども、国交省のほうに届けられていまして、先ほどほかの業界のことはちょっと、会社のことはちょっと言えませんというお話でしたが、これで明らかになったということを受けて、あらためて業界全体という意味でのちょっと受け止めをお伺いできませんでしょうか。 平居:それについでも、例えば先ほど派遣社員じゃないか、出向の立場の人が自分たちは、例えば旭化成の中、旭化成建材の中で流用しました。じゃあ、その人がよそに行ってもやるのかっていうことは、それはたぶんそうではなくて、うちの中でも同じ人はほかの現場では1つもやってなくて、この現場でたまたまやるっていうことが起こるわけですね。全ての現場でやってるなんていう人は1人もいませんから。ですから、それはその人と、例えば旭化成建材の管理体制、管理の仕組み、そういったものとのマッチングの結果だというふうに思うんです。ですから、業界全体がそうなのかというと、それは旭化成建材の管理のあり方、レベル、そういったものと、その人たちとのマッチングの問題だと思ってるんですね。だから、私たちはあくまでも旭化成建材、個社の問題だして考えている。だから、いろんなことを調査し、その上に立って原因を究明し、直すべきものは直したいと思っています。 ですから、先ほどおっしゃった別の会社さんについて起こったこともその会社個社の問題であるかもしれませんし、業界全体というふうにおっしゃられてるのは、そうかもしれませんが、どちらにしても私たちが今言えることは旭化成建材という会社単独の問題、単独の問題という言い方は変ですね。私たちが分析できるのは単独の問題では分析できないんで。私たちは旭化成建材の問題として捉えている。それ以外のことについてはコメントできる立場にないと、情報を持っていないということでご理解いただければと思います。 司会:そちらの方。