出場109人 完走わずか19人 過酷な自転車サバイバルレース ヴィクトワール広島の熱い挑戦
午後5時半、早めの夕食を定食店で。焼き魚などが中心で、揚げ物は食べません。小野寺は大好きな納豆をプラスします。 小野寺玲 選手 「納豆は毎食、食べたいぐらいですね」 本番当日(6月23日)―。 中村圭佑 選手 「雨ですね。想定内というか」 久保田悠介 選手 「雨は本当に寒いですし、滑りますし、なにより。それが怖い」 ― 坂が多いから。 「そうですね。下りがそのぶん…」 去年と同じ会場で行われる全日本選手権のロードレース。8キロのコースを20周・160キロで争うトップカテゴリーには109人の選手が出場しました。 ヴィクトワールの選手4人もウォーミングアップ。雨も弱まり、いよいよスタートです。 3周目、小野寺が積極的に前に出てレースを進めます。4周目、10番手以内に小野寺。宮崎が、ここで遅れてしまいます。 5週目に入ると11番手に久保田が上昇。中村は、この時点で集団から遅れてしまいます。 中村圭佑 選手 「でも、やることをやってきたので、この結果なら悔いないので、また次に向けてがんばります」 ヴィクトワール広島のファンが声援を送ります。7周目、上位5人の逃げのあと、メイン集団で力強くダンシングする久保田。ここで小野寺が集団から脱落します。 小野寺玲 選手 「意外と行けるかなという感じで走れてはいたんですけど、トレーニング量とかの都合なのか、わからないですけど、急にパタって足が動かなくなってしまった感覚があったので、これを踏まえて来月の地元レース、そして、それからの後半戦に向けて上げていければなと思っています」 8周目、メイン集団の15番手で必死の形相で踏み続ける久保田。9週目も離されず、14番手をしっかり追走。 11周目、大混戦の中、メイン集団の中でしっかり位置をキープします。しかし、12周目の最後の直線でメイン集団の最後方に下がってしまいます。そして、13周目、ついにメイン集団から脱落してしまいました。 レースは逃げが決まり、勝者は4人に絞られました。単独で20位を走行する久保田。トップに10分以上離されるとリタイヤになるため、懸命に走り続けます。しかし、惜しくも18週目、タイムアウトとなってしまいました。
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