画像：PIXTA（画像はイメージです）

　日本文化を体感できる旅館は、和の趣や温泉、季節の味覚を楽しめる宿泊施設として多くの人に親しまれています。大阪府では、歴史ある街並みや自然を生かした旅館のほか、地元の食材を使った料理や大阪ならではの味覚が楽しめる宿が点在。都市の活気と旅館の落ち着きを兼ね備えた環境は、癒しと非日常を求める人々にとって魅力的な旅行先となっています。 【画像：「大阪府の名旅館」7選を見る】 　そこで今回は「大阪府の名旅館」というテーマについて考えてみましょう。 　箕面市の「山荘 風の杜」は、箕面国定公園内、宝持山の山頂に建つ自然に囲まれた全20室の小さな宿。四季折々の豊かな自然を感じることができる宿として多くの人から支持されています。料理でも四季を感じられるように旬の食材を使用し、同施設ならではの会席コースを用意。お風呂は大浴場・貸切露天風呂合わせて4つの浴場があり、すべての湯処から箕面の自然と大阪の街を望むことができます。 　池田市の「不死王閣」もリピーターの多い旅館です。大阪市内から車や電車で約30分とアクセス抜群の温泉旅館。同施設のラドン温泉は、免疫力や自然治癒力を高める効果が期待される癒しの湯で、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は寒桜と、四季折々の景色やイルミネーションも楽しめます。食事には旬の味覚やジビエを取り入れた料理が用意されており、観光やビジネスなど幅広いシーンで利用しやすい宿として人気を集めています。 　大阪市の「和空 下寺町」は四天王寺やあべのハルカスに近い宿坊型ホテル。本来は、僧侶のみが宿泊する場所、もしくは参拝者の心身を清めるための施設である「宿坊」ですが、同施設は一般観光客などの宿泊も受け入れています。宿では肉や魚を使わず、野菜や穀物中心の伝統的な精進料理を提供。僧侶の指導による本格的な座禅体験なども実施するなど、宿泊だけでなく文化体験も行える点もポイントです。 　ほかにも貝塚市の「松葉温泉 滝の湯」「奥水間温泉」、泉佐野市の「犬鳴山温泉 不動口館」、河内長野市の「あまみ温泉 南天苑」など、まだまだたくさんある大阪府の名旅館。皆さんのおすすめの旅館はどこですか？