民間企業発売のPCR検査キットへの見解は？

日本テレビ：すいません、追加で。日本テレビの【ニヨノ　01:36:18】と申します。すいません、ごめんなさい、遅くて。PCR検査で民間企業が発売をしていまして、今日、医師会のほうでもご発言がありましたけれども、専門家会議として何か正式な見解というものがもしあれば教えてください。すいません、遅くて。 釜萢：私が日本医師会の会見で申し上げたとおりでありまして、それはやはりその検査を企業が従業されてる方にやるということを想定したものなので、これはまずご自身が検体を採取しなければならないというところで非常に、周りに感染するリスクもありますし、それから確実に適正に検体が採取できるかどうかが分からないということです。 　これは医療、あるいは医行為に属するものではないというふうに、発売元はそういう表明をしておられるけれども、しかしこれは、本来はきちんと医療の中でやるべきことなので非常に危険が伴う。特に、実際には陽性なんだけれども陰性と出てしまった人が、その陰性ということを根拠に職場で働いてしまうと、周りに非常に広げてしまうということがありますし、陽性という形で出てきた場合にはそれなりの対応ができるかもしれませんけども、これは体外診断用医薬品という枠の中でしっかり管理したものでないと、これは国民に対して安心して提供できるものではないので、今日は、昼の段階では、日本医師会としては非常にそれは大きな懸念を抱いているというふうに申し上げましたが、たぶん専門家会議の皆さまのご意見も同じだろうというふうに私は推測をしているところであります。 日本テレビ：会議の中でその辺の、例えば、これに限らずですけれども、PCRの民間の検査について。 釜萢：その件に関しては懸念のご意見があったということでございます。 日本テレビ：ありがとうございます。 日本経済新聞：では、すいません。2時間に及ぶ長時間になりましたが、どうもありがとうございました。いろいろ拙いところもあり申し訳ありません。できるだけ改善できるように今後ちょっと検討したいと思います。ほかにも感染対策として、こういったことをやってほしいというものがあれば忌憚なくご意見いただければ幸いです。記者の皆さんも、ちょっとここだけなんとかしてほしいというのがあれば、極力、私の力の及ぶ限りではやりますので、よろしくお願いします。 （完）【書き起こし】緊急事態宣言から2週間、専門家会議が会見