侍ジャパン・戸郷翔征、「本当に1球の怖さを感じました」5回に2被弾4失点 東京ドームで屈辱の敗戦投手「この悔しさをバネに」
◇24日 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」決勝 日本0―4台湾(東京ドーム) 日本代表「侍ジャパン」は台湾に敗れ、大会連覇を逃した。開幕8連勝で決勝まで進んだが、2度勝っている台湾に最後に屈し、国際大会の連勝も27で止まった。 慣れ親しんだ東京ドームのマウンドで屈辱の敗戦投手となった。先発・戸郷翔征投手(巨人)は5イニングを7安打で4失点。5回の失点が致命的になった。「本当に1球の怖さを感じました」と戸郷は語った。 先頭の8番・林家正に先制被弾。1ボールからの直球を右中間席に運ばれた。1死後に安打と四球で一、二塁のピンチを招くと、3番・陳傑憲にも3ランを献上。フルカウントから内角低め直球を右翼席に運ばれ、戸郷は顔をゆがめた。 18日の1次リーグ・ドミニカ共和国戦(天母)では立ち上がりの1回に1失点。「初回が大事。フォーカスしてやっていきたい」と気を引き締めた大一番で1回を無失点で切り抜けると、4回まで3安打で5奪三振。得点圏に走者を背負っても宝刀のフォークなどで要所を締めた。しかし、投球数が60球を超えた5回に痛恨の2被弾。まさかの落とし穴にはまった。昨春のWBC決勝では2番手で勝利に貢献。今回は決勝の先発という大役を任されたが、チームに勝利をもたらすことはできなかった。 「みんなのおかげで決勝にこられたけど悔しい結果になってしまった。この悔しさをバネにしてやっていければ」 雪辱の舞台は2026年3月に開催されるWBC。無念が募った今大会の経験を糧にレベルアップする。
中日スポーツ