山陰道の整備率は約6割。鳥取・島根・山口の東西軸はどこまでできている?【いま気になる道路計画】
山口県
山陰道の整備で鳥取県と島根県に遅れている山口県。県内の区間は島根県の県境から長門市付近までは沿岸部を通り、そこから南下して中国道の小月ICまで繋がる計画となっている。山陰道全体からみて3割程の延長だ。 現在、萩・三隅道路(三隅IC~萩IC)と長門・俵山道路(俵山北IC~長門湯本温泉IC)の20kmは開通済み。事業中は43km。東側は一部の区間、西側は開通済みの区間をつなぐかたちで事業化している。後は事業化されていないためルートも不明となっている。 中国地方整備局は、県内の山陰道を整備することで、益田市から下関市の小月までは現在の159分から98分、長門市から下関市の小月までは現在の50分から28分と、大幅な所用時間の短縮を見込むとしている。それだけに地元では早期の全線開通を望む声が多くあがっている。
文=KURU KURA編集部 資料=国土交通省中国地方整備局