DIYで元介護車両を大改造! 憧れのキャンピングカーを予算75万円で作ってみた
自分好みの空間を楽しむことができる車中泊。自身のクルマをDIYして、車内を充実させたいと思う人もいるのではないでしょうか。YouTubeチャンネル『ノスケ【VANLIFE×TRAVEL】』では、バンの改装や車中泊の様子を多数アップ。自社でもキャンピングカーのレンタル事業をおこなうほどキャンピングカーに精通したノスケさんが、自身のバンをどのようにDIYしたのか、詳しく見ていきましょう。 【写真】キャンピングカーをDIYする模様をチェックする(全5枚)
低価格なクルマで作り上げるキャンピングカー
「【車内紹介】素人が1ヶ月で製作したキャンピングカーを紹介します【DIY Campervan】」と題された動画では、キャンピングカー完成までの工程を振り返りながら紹介。DIYする車両は、整備費用込みで38万円で手に入れた「日産キャラバン」で、「結構この車両お得ですよね」と納得な様子のノスケさんです。 まずは、もともと介護車両だったというバンの内装を解体。座席やサイドパネル、天井をはがします。天井には制振材を貼ることがおすすめと語るノスケさん。制振材とは振動を抑えることで音の発生を防ぐもので、雨音などを防音できるそうです。
苦戦しながらも大変な工程を着々と進める
続いて車内全体に断熱塗料を塗り、乾いたら断熱材を車内に貼りつけていきます。ところが思ったように天井に断熱材が貼りつかず、苦戦するノスケさんは一旦貼り付けを断念することに……。 床張りの工程は切ってはめてを繰り返す作業で、重い板の乗せ下ろしが大変な様子。続く天井板の取り付けでは、先ほど断念した断熱材を挟みながらビスを打ち込んでいきます。 次の工程はサブバッテリーシステムの設置。サブバッテリーシステムは充電や電力供給をできるようにするためのバッテリーで、キャンピングカーには必須の装備です。コンセント用の配線とサイドの板張りが完了し、だいぶ形になってきました。
課題の多い工程を攻略し遂にキャンピングカー完成へ
車検に通すため、座席の制作から課題の多い工程に。座席兼ベットという構造にする必要があり、マットには難燃性の生地とスポンジを使用しなければなりません。さらにキッチンは、床から天井までの高さが160cm以上、給水排水タンクは10L以上などの条件があります。法令に則りながら作業を進め、ついにキャンピングカーが完成しました。 座席は対面で6人乗りの仕様。座席からベットへの変更は跳ね上げ板の下に土台を入れ、座席の背あて部分を床面にはめ込む形でとても簡単です。ベットとしては横150cm、縦200cmほどあるため広さも十分。入り口に電気のスイッチが設置されていたり、ベッドの枕元近くにコンセントがあるなど、使いやすさにもこだわっているのがわかりますね。 視聴者からは「ハイエースを改造しようと思っているので、とても参考になりました!」「1カ月でできあがるのすごいです」といった声が上がっていました。車中泊やクルマのDIYに興味があるなら、ノスケさんのテクニックを参考にしつつ計画を立ててみては?
野中陽平