一都三県は「生活圏が一体」 「いまは東京より神奈川」―諮問委・尾身会長
西村康稔経済再生担当相と基本的対処方針等諮問委員会の尾身茂会長(地域医療機能推進機構・理事長)は21日、記者会見した。 【会見ノーカット】近畿3府県で「緊急事態宣言」解除 西村担当相と尾身会長が会見 緊急事態宣言が解除されなかった5都道県の現状について問われると、尾身会長は「北海道は別だが、生活圏は一体にして考えないと(いけない)。特に関東地方は人の流れが多い。埼玉、千葉は、感染はかなり抑えられているが、そこは生活の一体と言うことで、今回は解除から外れなかった」と述べ、個別の都県の状況とともに生活圏として解除できるか判断する必要があるとの認識を示した。
首都圏の感染状況について尾身会長は、「東京がいままでは(感染の)中心だった」と指摘。一方で、「東京より神奈川の方が後に感染がいった。そこで一見すると神奈川の方が少し収束が遅い。実際に1週間比べるとむしろ増えている」と言い「いままでよりは神奈川の比重というのが、(解除の)判断の上で大きくなった」と述べた。