沖縄県那覇市拠点のFC GRANDE 那覇 独自のGRANDEメソッドで強豪チームへ
沖縄県那覇市を拠点に活動している、FC GRANDE 那覇。U-18(高校生年代)、U-15(中学生年代)、U-12(小学生年代)のチームを持ち、特にU-15年代では、九州クラブユース(U-15)サッカー選手権大会、2023 JCY インターシティトリムカップ(U-15)WESTなどに出場している沖縄県の強豪チームだ。戦術的ピリオダイゼーション理論をベースに、GRANDEメソッドを考案し、技術・身体能力の向上と共に、戦術理解度や認知・判断のレベルなど、サッカーに必要な能力を高める取り組みを行っている。県外強豪校へも多数の人材を輩出しているというFC GRANDE那覇の比屋根浩樹代表監督に話を伺った。 【フォトギャラリー】FC GRANDE 那覇 ーーまずは比屋根監督のこれまでの経歴を教えてください。 沖縄の高校を卒業後、福岡の大学へ進学して大学で教員免許を取得し、福岡と沖縄で高校教諭をしました。その後本格的にサッカー指導者になりたいという夢を持つようになりサッカースクールをスタートさせ、2016年にGrandeOkinawaSoccerAcademyを設立、FCGRANDE那覇U-15の活動を始め2019年にはFCGRANDE那覇U-18も立ち上げました。チームには現在は元U15世代別日本代表経験者や県外強豪高校出身者、スペインでのプレー経験があるスタッフが在籍しています。 ーーチームを発足したきっかけは? 2009年にサッカーを学びにスペインに行き、そこで見た本場のトレーニングやサッカーに対する情熱、サポーターの熱量を感じました。『あの光景を沖縄でも造りたい』、『サッカーを文化にしたい』という思いがチームを発足するきっかけになりました。 チームを立ち上げる1年前の2015年はスクール活動を行っていましたが、当初はフットサルコートにスタッフ3名、選手1名でのスタートでした。現在はおかげさまで73名(U18は8名、U15は23名、U14は20名、U13は16名、U12スクール生は6名)が在籍しており、那覇市新都心公園の人工芝グラウンドで活動をしています。 ーー他のクラブチームとの違いやこだわりを教えてください。 独自のGRANDEメソッドに基づいたトレーニングや元サッカー日本代表本田圭佑選手考案のGPS測定器を取り入れ、選手一人ひとりの運動能力をトレーニングから測定したりし、選手のレベルを向上させるため日々全力で取り組んでいます。毎回のトレーニングでは『トレーニングシート』を作成し、短期、中期、長期の目標達成に向け選手とミーティングを行っています。その後、測定したデータを見ながら、次回のトレーニングへ向けて改善を行い、トレーニング計画を立てています。 また、個人技術の向上の為にトレーニングや紅白戦の待ち時間を有効活用し、ドリブル・リフティング・キックなどのサブメニューも行っています。 #2に続く