W杯ベスト4入・モロッコ代表での輝きは見られない? マンUが獲ったアムラバトは過大評価だったのか「遠く及ばない」
昨年のカタール大会では圧巻の働きだった
4年に1度の祭典であるワールドカップでは、毎回のように世界を驚かせるシンデレラボーイが出てくるものだ。 昨年のカタール大会でベスト4に入るサプライズを見せたモロッコ代表では、現在マンチェスター・ユナイテッドに所属するMFソフィアン・アムラバトの献身性が目立った。延長120分を戦っても疲れを感じさせない圧倒的な運動量は大会中から話題を呼び、アムラバトはちょっとしたブレイクを果たしたのだ。 マンUもそこに目をつけ、今夏にフィオレンティーナからレンタルの形で獲得。中盤のピースを欲していたマンUに合う選手かと思われた。 しかし、代表戦とは別人のようになる選手も少なくない。アムラバトもマンUで本領発揮とはなっておらず、アムラバトのプレイに納得していないサポーターもいるだろう。 英『GIVE ME SPORT』によると、ディーン・ジョーンズ記者もワールドカップでのパフォーマンスレベルからは程遠いと指摘する。 「モロッコでのパフォーマンスが話題となり、その期待感からユナイテッドは夏の間ずっと彼を追いかけていた。彼に大きな期待をしていただろう。だが、彼はそれには遠く及ばない」 マンUのチーム状態が不安定というのも考慮すべきだが、アムラバトも良さを100%出せているとは言い難い。モロッコ代表でプレイしている際は中盤を完全掌握していた印象だったが、やはり代表戦と毎週のように試合があるクラブは事情が異なるか。アムラバトに関しては、カタール大会で評価が上がりすぎたところがあったのかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部