キャンプ枕「手近なもので作る5つの方法」 覚えておくとお泊り・防災にも便利!
重くてかさばる枕は、キャンプシーンでは持っていくかどうか悩むアイテム。キャンプ枕が販売されているが、購入するほどでもないと思っている人もいるだろう。実際、枕はテントやシュラフのようになくてはならないというアイテムではないため、持っていかない人も多い。ただし、枕がないと睡眠の質が落ちたり、寝にくいと感じたりすることもある。そこで、荷物を増やすことなく、今持っているアイテムを枕に使う方法を紹介する。 ■【画像】寝転んでみて「やっぱり枕が欲しいかも」という時「手近なもので作る」キャンプのワザ! カンタンに出来て、覚えておくと大変便利(写真をすべて見る)
■代用品1. 防水バッグ
水や汚れから荷物を守るための防水バッグは密閉性があり、蓋を閉めると中の空気も逃げない。少し空気を入れた状態で蓋を閉めることで、簡易的なエアーピローになる。 頭の向きに応じて形が変わるので、フィット感も高い。 中の空気の量を調節したり、開口部の折り畳み回数を変えたりすることで、枕の高さや大きさを変えられる。このまま寝てもよいが、一緒にタオルを巻いて使うと枕カバー替わりになり肌触りもよくなる。サイズが合えば、ネックウォーマーを被せるのもあり。また頭が安定しない場合は、中にタオルや衣類を入れると、ほどよい柔らかさで寝やすくなる。
■代用品2. バックパック
キャンプシーンはもちろん、登山には必ず持っていくのがバックパック。背中のパッドの形状にもよるがバックパックの中身を出して、2つに折り畳めば簡易的な枕になる。バックパックの背中部分はクッションが入っているものがあり、折り畳むと弾力性もあり、通常の枕のように寝やすい。特に、高めの枕が好みの人にはおすすめだ。凹凸が気になる人は上からアウターを被せてもOK。
■代用品3. アウトドアマット
本物の枕の寝心地に近いのがマット。地面や椅子に座るときに持っていると便利なマットは、折り畳めば高さが出て枕にも代用できる。キャンプマットは100円ショップでも売っているので購入しやすい。また、寝袋の下に敷くクローズドセルマットの頭部分を折り畳んで枕にするのもあり。
■代用品4.スタッフサック
荷物や衣類を収納しているスタッフサックを枕に使うという方法もある。中の衣類を出し入れすれば、ちょうどよい高さに調節できる。もちろん、衣類ケースでもOK。 また寝袋を入れていた袋を利用して、中にタオルや衣類を詰めて枕をつくるのもあり。寝袋の袋であれば人数分あるため、大人数での枕の代用におすすめ。ただし、スタッフサックの多くに使われているナイロン生地は、シャカシャカ音がして寝にくいことがある。気になる人はタオルを巻くなどして、対応したほうがよさそうだ。