「地震に洪水、大変な1年だった」 被災地の神社に初詣客、新年の安寧と復興の進展祈る
能登半島地震の発生から1年となった1日午前、地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市河井町の重蔵神社には初詣客が姿を見せ、今年1年の安寧と被災地の復興を祈っていた。 神社近くに実家があり、家族とともに初詣に訪れた同県中能登町の濱口拓斗さん(33)は「昨年は地震に洪水があり、大変な一年だった」と振り返った。1年前の地震は実家に帰省直後に被災。半壊した実家は現在、リフォーム中という。 仕事は土木関係で、現在は隣の珠洲市内で復興に携わる。「輪島に若い人が戻ってきてほしい。周りは家がなくなって寂しいし、街が盛り上がらない」と被災地の行く末を心配していた。(泰道光司)