髙橋藍はSVリーグ序盤戦をどう戦ってきたか 「チームのなかで信頼してもらうには...」
ブレイザーズ戦は、スパイクをストレート、クロスと打ち分け、老獪にブロックアウトも取った。高い跳躍からのバックアタックも輝き出した。また、コースを打ち抜くサーブで崩し、勝負どころではエースを連発。連続ブレイクで、チームの戦いを旋回させていた。 「(新入団だけに)コミュニケーションをたくさん取る必要はあるんですが......チームのなかで信頼してもらうには、やはり試合で結果を出すのが一番ですね。難しい体勢でスパイクを決める、決めてほしいところで点を取る、それを繰り返す。そこは意識しているというか、常に何が必要か、考えています」 オールラウンドプレーヤーの真骨頂で、得意とするディグの精度も上がっている。ミドルブロッカーとの連係のなか、「無理には(ブロックに)いかず、きれいに残してもらっている」と髙橋本人が言うように、関係性のなかでレシーブの成功率がアップ。戦いの土台となる防御システムが構築されつつある。 リーグは44試合の長丁場、まだ3分の2もある。髙橋は志高く、「新たなバレーボールの風景」の扉を開ける。
小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
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