落車避け、悪天候を味方に46歳競輪選手が決勝進出「雨走路は得意なんです」/佐世保ミッドナイト
佐世保競輪場のミッドナイト「ウィンチケミッドナイト競輪(F2)」は2日、2日目を開催。6RのA級準決勝2着の藤田剣次(46歳・福岡=85期)に話を聞いた。 最終HS手前で2車の落車があった6R。単騎で最後方にいた藤田剣次は内に進路を取っていて、難なく落車を避けることが出来た。主導権を握った中村一将の後ろは橋本勝弘が入り、藤田は思わぬ3番手で最終4角に突入した。 「突き抜けるイメージだったんですけどね。さすがに中村さんもペースで駆けてますからね。決勝に勝ち上がれて良かった。雨走路は得意なんです。練習は雨でも乗りますから」 今節は追加参戦。準決勝は7番車で位置もなく苦しい戦いが予想されたが、連日の2着で2節ぶりの決勝進出を果たした。2日目は時間を追うごとに雨脚が強まったが、「雨走路が得意」の藤田には恵みの雨だったようだ。 決勝には九州から同県の勝部貴博と、宮崎支部の小酒大勇の3車が勝ち上がった。勝部の番手を回るのが自然ではあるが「小酒君とは点数も違うし、彼も頑張ってますからね。3番手でいいですよ」と折り合った。最終日も雨予報。3番手回りでも不気味な存在だ。(netkeirin特派員)