「旋風は幻に過ぎなかったのでは…」化けの皮が剥がれ始めたジローナ【現地発】
トップのチームと比較すると、守備があまりにも脆すぎる
惨敗したマドリー戦では、コウト(右)とE・ガルシア(左)の守備対応の甘さが致命的だった。(C)Getty Images
大躍進で今シーズンのラ・リーガを席巻するジローナに、陰りが見え始めている。上位対決となったマドリー戦で守備の脆弱さを露呈し、0-4と大敗を喫したのだ。大量失点の背景には、ゾーンディフェンスが関係しているとスアレス記者は訴える。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2024年3月21日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― 私はつくづく偏屈な男である。黙っていたほうがいいとわかっていても、どうしても言いたくなってしまう性質なのだ。 ジローナが巻き起こしている旋風は、実のところ幻に過ぎなかったのではないか? 私は、そう疑い始めている。 このコラムで何度か言及したとおり、ジローナが質の高いフットボールを見せているのは間違いない。バルセロナを4-2(ラ・リーガ16節)、アトレティコ・マドリーを4-3(
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