【BCマイル】「危険な人気馬」ゴドルフィン4連覇?ノータブルスピーチに足りない経験とは…
ゴドルフィンのノータブルスピーチ(牡3、C・アップルビー)は危険な人気馬だ-。ゴドルフィン、チャーリー・アップルビー厩舎、ウィリアム・ビュイック騎手は、現在3連覇中で絶対的な存在。ノータブルスピーチも英2000ギニー、サセックスSを制し、一流マイラーなのは確かだが…。 過去3年の勝ち馬、21年スペースブルース、22年モダンゲームズ、23年マスターオブザシーズにあって、今年のノータブルスピーチに足りないものがある。それが「左回りの経験」だ。3頭はいずれも左回りで重賞、あるいはG1を勝った経験があったのに対し、ノータブルスピーチが走ったのは、ケンプトンパーク(右回りのオールウエザー)、ニューマーケット・ローリーマイルの直線、アスコット、グッドウッド、パリロンシャンの右回り。オールウエザーでデビュー3連勝しているように、軽い芝向きの瞬発力を持っているのは間違いない。ただ、左回り未経験で断然人気を背負うというのは…。