今季は“正念場”か…もう後がない大物選手(6)FA戦士が戦力外で
プロ野球は、2024年シーズンの球春到来を目前に控えている。春季キャンプでは、今季も数多くの若手有望株が一軍メンバーに抜擢。レギュラーシーズンでの大ブレイクが期待されている。一方で、成績不振が続く実力者たちの二軍スタートも目立つ。ここでは、正念場を迎えている大物選手をピックアップする。
福田秀平
・投打:右投左打 ・身長/体重:182cm/77kg ・生年月日:1989年2月10日 ・経歴:多摩大聖ヶ丘高 ・ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目 FA宣言時には複数球団の争奪戦となった福田秀平。しかし、移籍後は思うような成績を残せず、2023年オフに戦力外通告を受けた。 2006年高校生ドラフト1巡目で福岡ソフトバンクホークスに入団。高卒4年目の2010年に一軍デビューし、翌2011年には22盗塁をマーク。故障もあって規定打席に到達したシーズンこそなかったが、ユーティリティープレイヤーとして貴重な戦力となった。 2019年は80試合の出場ながら、打率.259(規定未満)、9本塁打、26打点の好成績をマーク。同年オフに国内FA権を行使し、争奪戦の末に千葉ロッテマリーンズへ移籍した。 しかしながら、移籍初年度から故障に泣かされ、62試合の出場で打率.216と寂しい数字に。2021年以降はさらに出場機会を減らし、2023年もわずか3試合の出場に終わった。 同年オフに戦力外通告を受け、2024年シーズンはウエスタン・リーグに新規参入するくふうハヤテベンチャーズ静岡への加入が決まった。新天地でかつての輝きを取り戻し、NPB復帰を目指す。
ベースボールチャンネル編集部