3年生の国語などを公開…富山県朝日町の小学校で『生成AI』活用した授業 1月に文科省へ効果を報告予定
富山テレビ放送
朝日町は県内の小学校で初となる人工知能・生成AIを活用した授業を公開しました。 文章や音声・画像など新しいコンテンツを条件に応じて作り出すことができる「生成AI」を活用しどんな授業が展開されたのでしょうか。 これは、県内唯一の文部科学省「生成AIパイロット校」の指定を受けた取り組みで、児童が学習する上で生成AIに触れ、情報活用能力や主体的に学ぶ力を育むのが狙いとなっています。 さみさと小学校では2学期から全学年で生成AIを活用した授業が行われていて12日は3年生と6年生の授業が公開されました。 このうち3年生の国語では「おすすめの遊びを決めよう」というテーマで生成AIを活用し調べる学習が行われました。 児童が生成AIが搭載されたタブレットに「1年生から6年生までみんなでできる遊びを教えてください」と入力すると数秒のうちに「鬼ごっこやフラフープリレー、色鬼」など数通りの答えが返ってきていました。 また6年生の英語の授業では生成AIを協働学習のパートナーとして活用していました。 児童たちは英作文を書く際により良い表現にするポイントを生成AIに質問したり、自分の考えた英文を添削してもらうことで読み手にわかりやすい正しい英文法や適切な単語などに理解を深めていました。 *児童 「自分の誤字や脱字などをAIに入れることで修正できてよかった」 *児童 「英文を直してくださいと言ったら最後は自分で合っているか判断しなければいけないので難しい」 *6年生担任 高澤伸治教諭 「(生成AI導入で)気になったことをすぐに聞ける環境で、よくなっていると思う。生成AIが必ず正しい答えをくれるわけではないことを理解しておかなければならない。環境はよくなっているが、使い方を間違えないようにしなければいけない」 朝日町は、今後生成AIを活用した授業の効果をまとめ、来年1月に文科省に実を 報告すことになっています。
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