“お買い得”の司令塔ジャカが晴らすレバークーゼンの無念【現地発】
良いワインは熟成を重ねて味わいを増す
アーセナルから移籍金1500万ユーロでレバークーゼンに加入したジャカ。(C)Getty Images
11連覇中のバイエルンを引き離し、ブンデスリーガ初制覇へひた走るレバークーゼン。進境著しいそのチームを牽引するのは、今シーズンに加入したベテラン司令塔ジャカだ。破格の移籍金で手に入れた天才が、あの22年前の無念を晴らそうとしている。(文:ベンヤミン・ホフマン/訳:円賀貴子 2024年3月7日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― 卓越した司令塔というのはいつの時代にもいるものだ。ひと昔前のドイツであればギュンター・ネッツァー、フランスだったらミシェル・プラティニ、イタリアならアンドレア・ピルロの名前が思い浮かぶ。 バイヤー・レバークーゼンの司令塔、グラニト・ジャカの話題につなげるのに、ピルロは打ってつけかもしれない。というのも、彼が家族とともにワイナリーを経営するほどのワイン愛好家だからだ。「良いワイン
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