日本最大規模5000人の街コン「東海コン」の真の勝者とは!?/愛知
◎受け身男子たちの戦い方とは? 「自分から声をかけるのはちょっと…」という人のために洋風庭園内に用意されているのが「声をかけてください」ゾーン。狩猟系男子が集まるかと思いきや、もじもじ気味の男子が圧倒的多数派で、始まるものも始まらない様子がもどかしい。心ある東海コンスタッフたちが積極的に声をかけてマッチングを試みるも、「好みを聞き出して探してはみるんですけど、これがなかなか。当人同士のことですしね…」という具合。ただし、狩猟系女子(実際は極端に少なくあくまで受け身…が女性参加者の印象)には、絶好の穴場だと確信したことを一応報告しておきたい。 グイグイいけない男性のため、救いの手はほかにもある。受付後にすでに2度、参加済みの「マッチングデート」。じつは何度だってできるのだ。設定されたポイントへ出向き列に並ぶだけで自動的に女子と出会えるなんて、素晴らしきシステム! ただし、並んでいるのは男子オンリーで、女子は一人も並んでおらず…などという事態も時に勃発。タイミングも大事なようだ。そうはいってもこの「マッチングシステム」は、やはり手堅いツールなようで、後には「3度目のマッチングデートで出会いまして」と仲睦まじく微笑むカップルや、「最初のマッチングで会った娘が一番会話が弾んだ。連絡します!」と嬉しげに振り返る男子も。皆、やはり運命を思わせてくれるような“自然な出会い”を好む傾向にあるのだろう。
◎脱落する戦士たちも…… 残念ながら、楽しむに至る前に、あきらめて脱落する者たちもいる。率直に言って東海コンに参加するには(とくに男性の場合には)ある程度のハートのタフさが必要かもしれない。異性に受け入れられなくても、心が折れそうでも、また立ち向かっていく勇気。そう、恋愛には不可欠な要素だ。東海コンは「折れない心」を養うための絶好の場としても活用できるはずである。無念に包まれて引き下がる戦士たちを、せめてかわいい動物たちが癒してくれることを祈る…。 ちなみに次回5/18(日)にナガシマスパーランドで開催される東海コンでは、1度に1000名が参加する大フィーリングカップルゲームが実施されるそう。「参加者には少なくても10組20名以上との会話のチャンスを提供します。どの方にも必ずやたくさんのチャンスを!」と運営会社の野入さんは意気込む。 ◎ITもすかさず駆使するスマート派たち 「東海コンマッチングボード」について把握していた参加者はどれだけいたのだろう?スマートフォンからアクセスできる、当日限定の出会いサポートシステムのことだ。自分のプロフィールを登録し、検索項目などによりお目当ての人をサイト上で発見。東海コンの会場のどこかで待ち合わせもOK、という効率的な裏技が実は存在する。担当スタッフに声をかければ当日でも、きめこまかく登録のサポートをしてくれたはずで、「知っている人はとにかく活用していましたよ!」と運営会社の野入さん。伝言板上のメッセージのやり取りが途切れることはなく、朝から晩まで(マッチングボードは開催時間外も丸一日利用可!)格好の出会いの場になっていたとのこと。確かに手当たりしだい声をかけ続けたり、声がかかるのをあてもなく待ち続けるより、時間のロスも体力とハートの消耗も少ないと想像される。