甲子園も大騒然!早稲田実業の「内野5人シフト」が成功!左ゴロを処理したスーパー1年生に大社の指揮官も驚愕
<第106回全国高校野球選手権大会:大社3-2早稲田実業(延長11回タイブレーク)>◇17日◇3回戦◇甲子園 【2024夏スーパー1年生リスト】 ベスト8最後の進出校を決める早稲田実業vs大社の一戦は大社が延長11回の激戦の末、ベスト8を決めた。 名シーンが多くあったこの試合。甲子園の観衆全体が騒然としたワンシーンが9回裏にあった。一死二、三塁の場面で早稲田実業はスクイズに備えて、レフトに入った西村 悟志内野手(1年)が投手横を守った。結果として西村のもとに打球が転がり、西村は一塁へ送球し、二死。そして三塁走者が本塁へ突っ込んでアウトとなり、延長戦へ突入した。打撃結果は「左ゴロ」となった。 早稲田実業は投内連係で、自校グラウンドでこのシフトの練習をしているという。ピンチの場面で、ベンチにいた最も守備力の高い控え内野手が西村だった。西村は「打球が来ると思った」と自分のもとに転がった打球を処理した。リリーフの川上 真投手(2年)は「とにかく直球で押した。予定通りに打ち取ることができた」と冷静に振り返った。それでもショートの宇野 真仁朗内野手(3年)は「練習はしていたけど、こんなにうまくハマるとは思わなかった」と驚きだった。 西村は名門・東海中央ボーイズ出身で当時は8番サードだった。兄は法政大の強打者・西村 友哉外野手。川上も「かなり上手い守備をみせる選手です」と信頼を寄せる。 大社側も驚きだった。石飛監督は「初めて見ましたよ!あんなシフト。記録は左ゴロ?もともと内野手で守備が上手い!?そして捕ったのは1年生!?凄すぎます…」と驚愕していた。