『探偵!ナイトスクープ』西田敏行さん追悼総集編で“秘書”が涙…。名作「レイテ島からの手紙」など放送
「二代目局長・西田敏行さんが愛したナイトスクープ」名作3本を厳選
今回は、西田局長に哀悼の意を表して、西田さん自身が大好きだったVTRをお届けする。実は、西田さんが局長時代、探偵とスタッフとの毎年の忘年会で、その年のベストVTRを「局長賞」として選んでいたのだ。今夜は、その中から3本の名作を厳選。 【放送ラインナップ】 ・『10年以上 口をきいていない父と母』(竹山隆範探偵 2013年4月5日放送) ・『97歳のマジシャン』(桂小枝探偵 2003年12月19放送) ・『レイテ島からの手紙』(田村裕探偵 2011年1月7日放送)
『10年以上 口をきいていない父と母』(竹山隆範探偵 2013年4月5日放送)
竹山隆範探偵が調査した『10年以上 口をきいていない父と母』(2013年4月5日放送)は、奈良県の男性(当時18)から。 僕の父は10年以上、母と口をきいていない。なぜ口をきかないのか、理由は分からない。僕たち子どもには普通にしゃべるが、母に対しては一言もしゃべろうとせず、無言を貫いている。そのため、僕は物心ついてから、両親の会話を聞いたことがない。父は59歳(当時)で定年も近い。このままでは熟年離婚にもなりかねない。父がしゃべらない理由を解明し、できることなら夫婦が仲良く会話する姿を見てみたい、というもの。意外な展開に西田局長が号泣し、探偵たちも全員涙した、心温まる名作だ。
『97歳のマジシャン』(桂小枝探偵 2003年12月19放送)
桂小枝探偵が調査したのは『97歳のマジシャン』(2003年12月19放送)。ナイトスクープにたびたび登場した現役最高齢のマジシャン。 「超元気なお年寄りたち」(2000年10月10日放送)で「現役最高齢マジシャン」として登場し、華麗な技(?)を披露した元気なおじいちゃんが、2度目の登場で新しい技を披露し、感激&爆笑の渦に巻き込んだ傑作。
『レイテ島からの手紙』(田村裕探偵 2011年1月7日放送)
田村裕探偵が調査した『レイテ島からの手紙』(2011年1月7日放送)は、大阪府の男性(当時65)から。 私の父は新婚5カ月で召集され、フィリピンのレイテ島に出征し、私が生まれた昭和20年1月には、すでに戦死していたようだ。女手一つで私を育てた母の苦労は並大抵ではなかったが、その母も5年前に他界。母の遺品を整理していて、出征した父からの手紙を2枚見つけた。それは鉛筆書きで、母が何度も読み返したためか、かなり磨り減っている。1枚は何とか読めたが、もう1枚はほとんど読めない。しかし、その中に「身重であるお前」と読める箇所を発見した。 父は母が私を身ごもっていたことを知っていたのか。それとも、知らずに逝ってしまったのか。父の手紙をなんとか判読してもらえないか、というもの。西田局長は、依頼文が読み上げられた段階から早くも涙を流す。局長や探偵たちが依頼者に寄り添った、心揺さぶられる感動作。 『探偵!ナイトスクープ』 2024年11月1日放送回は金曜よる11時17分~深夜0時12分放送(ABCテレビローカル) ※放送終了後、TVer、ABEMAで見逃し配信あり ※本記事は朝日放送テレビ株式会社が運営する『ABCマガジン』の記事を再構成して配信しています。
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