約7割が小学校教員の採用辞退…産休などによる臨時教員も不足 “教師不足”の背景に若年人口の減少と働き方への不安
“意外だった”学生の相談
また、実際に教師を目指す学生に話を聞いたという岩城副学部長。 大学3年生の教育実習後、最終的に教員になるかどうかを決める際に「何が決め手になるか」について、一番多いのは「授業をやってみて大変だった」「授業づくりが大変だった」、「これを教員になって毎日やるとなると睡眠時間を取れるかどうかが心配」という意見だったという。 さらに岩城副学部長は「意外だったのは、『スーパー銭湯に行ったときに子どもたちの家族と会って、ものすごく自分はそういうの抵抗があるんだけど実際の先生たちはどうしているんでしょうか』とか、そういうプライバシーがなくなるんじゃないかってことだったり、大学の授業でやらないようなことが不安になっているというところがあります」と話した。 大学はこの不安を解消するため、ネットの情報だけでなく、働いている先生たちの話を「生で聞く」取り組みを企画しているという。 岩城副学部長は「学生さんたちは、本当に今いろいろ気になっている、教員として就職すると考えた時に気になっていることを、もうなんでもいいので聞いてみましょう。高知で働いている先生たちの話を生で聞いてみて、そこをぜひ話をしてもらいたいなと思っています」と話した。 談話会は、教育学部の3年生を対象に12月に行われる。 教師不足の背景には、県の若年人口の減少や働き方への不安があるようだ。 (高知さんさんテレビ)
高知さんさんテレビ