サッカー判定巡り惨事に発展 ギニアで少なくとも56人死亡
ンゼレコレ、ギニア、12月3日 (AP) ― 西アフリカのギニアで12月1日に行われたサッカーの試合中、審判の判定を不服とするサポーターの抗議に端を発した騒乱で、パニックに陥った数万人の観客がスタジアムの出口に殺到、少なくとも56人が死亡した。関係者や目撃者が12月2日、明らかにした。 地元ニュースサイト「メディア・ギニア」によれば、混乱の中で警備員が催涙ガスを使用したという。地元のウェブサイトのためにこの試合を取材した記者がAP通信に伝えたところによれば、死者の多くはスタジアムのゲートから逃げようとして圧死したという。 スポーツ試合の最中に惨事が起きたのは、軍事政権下で情報統制が厳しいギニア第2の都市ンゼレコレで、ギニアの軍指導者ママディ・ドゥンブヤ大統領を称える初の全国大会の決勝戦には、2万人から3万人の観客が集まった。 死者の正確な数などは分かっていない。 (日本語翻訳・編集 アフロ)