30周年! 累計出荷本数17億本超! チョコ界の〝黒い稲妻〟「ブラックサンダー」の転機
ご先祖がまさかの電撃復活!?
チョコナッツスリーのカウンター商品のように誕生したブラックサンダーは、いまや同社の看板商品として、季節限定や地域限定などを含むと300種にもなるさまざまなバリエーションも生み出した。さらにはどら焼きやトーストに塗って食べることのできるブラックサンダーなど、関連商品も数々展開されている。 中でも人気が高いのが、’20年より販売をスタートさせた、焦がしバターの香りが豊かな「至福のバター」という商品だ。こちらも「濃いtheリッチ」という新シリーズの第1弾として大幅リニューアルを遂げたばかり。 では、あまり反応がよくなかった商品は……? 「『至福のバター』と同じぐらいの時期に発売された、『コーンポタージュサンダー』ですね。もちろん美味しいと思って出したわけですし、チョコとコーンの組み合わせはもともといいのですが、それを打ち出すには『コーンポタージュ』というのがうまく響かなかったのかなという気がします」(北島さん) ところで、ブラックサンダーのある意味原点といえるチョコナッツスリーはどうなったのだろうか。実はブラックサンダーの大ブレイクを見届け、役割を果たしたかのように販売終了していた。 そのチョコナッツスリーが、ブラックサンダー30周年というビッグウェーブに乗り、温故知新のように100円ショップでの限定復活を遂げた。原点を知るチャンスであるとともに、その軽さも体感、比較したいところだ。 さらに、「チロルチョコ」との“小物チョコ”ライバル同士のまさかのコラボが実現、それぞれの味わいを盛り込んだ商品が有楽製菓、チロルチョコそれぞれから発売されたばかりと勢いづくブラックサンダー30周年。 「年明けのバレンタインも大きな山場と考えていますので、いろいろな企画を予定しています」(北島さん) “黒い雷神”ワールドはまだまだ広がりをみせそうだ。 取材・文:太田サトル
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