今秋ドラ1候補、明大・宗山 鳥谷超えリーグ戦通算116安打も敗戦「勝てなかった悔しさが大きい」
「東京六大学野球、早大2-0明大」(21日、神宮球場) 3回戦1試合が行われ、早大が明大を下し2勝1分けで勝ち点4を獲得。優勝へ王手をかけた。敗れた明大は、24日のドラフト会議で1位指名が決定的な宗山塁内野手(4年・広陵)がマルチ安打を放ちリーグ戦通算116安打目をマーク。早大・鳥谷敬(元阪神)の115安打を抜き、歴代8位タイに浮上した。明大が法大戦で2連勝して勝ち点を取った上で、早大が慶大に2連敗で勝ち点を落とした場合のみ、早大との優勝決定戦が行われる。 レジェンド遊撃手の記録越えにも、明大・宗山は「勝てなかった悔しさが大きい」と肩を落とした。2点を追う六回先頭では二塁への内野安打をもぎ取り、八回先頭では右前打。「とても光栄なこと」と話したものの、1死二塁で右飛に倒れた初回の第1打席を振り返り「先制点を取りたかった」と反省した。一方で、24日のドラフト会議を前に「この日のためにやってきたと言っても過言ではないくらい大事な日。一番良い評価をしてもらいたい」と思いを明かした。