無意識に傷つけてるかも…「流産」した友人に“かけてはいけない言葉”を米不育症女性がアドバイス
私は、女性の1%に起こる不運な不育症の一人だ。広範に及ぶ、時に侵襲的な検査をしたにもかかわらず、誰にも原因はわからなかった。友人や家族の愛と励ましに私は幸せだと感じたけれど、(どんなに善意があったにせよ)何気ないコメントに傷つくこともあった。それをここでシェアしようと思う。批判ではなく、流産に深く悲しむ人とその人を心配する人たちが少しでもラクになることを願って。 【写真】オードリー・ヘップバーンやニコール・キッドマンは40歳以上で出産! 高齢出産を経験したセレブママ35人
1. 「心配しないで。赤ちゃんはまたできるから」
もちろん、これは励ますつもりで言っているのだし、その楽観主義に私は感謝する。でも、流産後の私はその赤ちゃんを悼む時間が欲しかった。赤ちゃんを失う辛さの最たるものの一つは、そのお腹の中の短い命を知り、愛していたのは自分だけだという感情だ。その子を悼む前に次の赤ちゃんのことを考えるよう急かすと、孤独や悲しみを全て一人で抱える気持ちが増すだけだ。
2. 「5回も流産した人を知っているわ」
ストーリーを共有し共通点を見つけて強調するのは人間の本能。が、赤ちゃんを失って苦しんでいる人はもっと苦しむことなど想像したくない。「共感から出てきた発言だと思いますが、恐ろしい話を聞かせるのは、その人を殻に閉じ込め、悲しみや絶望感を胸にしまわせてしまう可能性があります」。
3. 「原因はわかっているの?」
流産した女性たちは、毎日そのことばかり考えている。妊娠がわかる前にワインを1杯飲んだのがいけなかったのだろうか? 激しくワークアウトし過ぎたからだろうか? 前世で何かしたことに対する残酷な償いだろうか? が、ほとんどの女性は流産の原因が全くわからないというのが事実。それを思い出させることは苦しみの限界を超えている。
その代わりに言うべきこと、すべきこと
私の最も賢い親友の一人で、妊娠第2期に流産した経験があるハナには、難しいことを友人に話す際に決めている素晴らしいルールがある。それは、その人が気持ちやどう対処しているかを話せるようになるべくたくさん質問し、大いに共感を示し、はっきりと頼まれない限りは「決して物事を解決したりアドバイスを与えようとしない」ということ。 できれば、ホームメイドの料理を届けたり、元気づけるものを送ったりしよう。もちろん、それで流産をなかったことにはできないけれど、自分のことを思ってくれる人たちがいるのはいつだって嬉しい。 何より、友人のそばにいて、彼女が望むなら悲しみを声に出す機会をあげること。「この種のトラウマは友人関係や家族関係をガラリと変えてしまう可能性があります。こうした人生の困難な時に一緒にいるのは大変ですが、それが真の友情というものです」 ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
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