高校バスケ日本一を決めるリーグ戦に初出場の美濃加茂高校 バスケ部の大黒柱“めっちゃ優しいソラ君”が頑張る理由 『絶対に負けられない』最終戦の結果は?
劣勢ムードが漂う中、逆転勝利をかけた運命の最終第4クォーターが始まりました。ここで後藤選手の攻撃センスが光ります。フリーの状態で走り込んでシュート。さらに、相手の視界の外から斜めに走り込んで追加点。しかし、福岡第一高校も粘りを見せ、リードを守ります。
あとがない美濃加茂高校でしたが、残り10秒で関選手がミラクルショット! これで同点とし延長戦へ。延長戦は5分間。ここまで後藤選手は、すでに40分間フルタイムでプレーしています。
しかし、その後藤選手のパスが起点となって美濃加茂高校が逆転。さらに力を振り絞り、粘り強いディフェンスで相手に思うようなプレーをさせません。 そして、相手が放った最後のシュートが外れ、試合終了。 初挑戦の「U18日清食品トップリーグ2024」で、美濃加茂高校は全国の強豪相手に4勝3敗と勝ち越し、最終順位はなんと2位! 準優勝に輝きました。
来年の出場権を勝ち取った後藤選手は、試合後このように語りました。 美濃加茂高校バスケットボール部 後藤宙選手(3年): 「後輩たちの経験の場として(来年も)設けられたことは、これからの美濃加茂にとって大きな影響を与えると思う」 ゲーム仲間でもある後輩も「ヒーローのようにかっこよかった」と、改めて後藤選手のすごさを実感したようです。「帰ったら、また一緒にゲームをする」と笑い、後藤選手は会場を後にしました。 美濃加茂高校は今年インターハイ2位、日清トップリーグで2位と、優勝まであと一歩のところまで来ています。次は12月23日から始まるウィンターカップで初の全国制覇を目指すということです。