静岡市で男子学生が結核 2014年以来の集団感染で24人確認
静岡市は29日、市内の20代男子学生が結核を発症し、ほかの24人の集団感染を確認したと発表した。集団感染は2014年以来。 市によると、男子学生が10月下旬、医療機関を受診し肺結核と診断された。せきの症状がひどく、感染性が高いため入院し、現在治療を受けている。 男子学生の学校やアルバイト先などの接触者92人を対象に、血液検査などの健康診断を行い、26日までに24人の感染が判明した。24人には医療機関を受診してもらい、発症の有無を確認する。 新型コロナウイルス禍前の新規登録患者は市内で年間100人程度だった。本年度はこれまでに80人前後の見込み。結核の初期症状は風邪に似ていて、市は2週間以上続く場合には医療機関の受診を呼びかけている。
静岡新聞社