高校バスケ日本一を決めるリーグ戦に初出場の美濃加茂高校 バスケ部の大黒柱“めっちゃ優しいソラ君”が頑張る理由 『絶対に負けられない』最終戦の結果は?
快進撃を続ける岐阜県の美濃加茂高校バスケ部が、高校ナンバーワンを決める大会に初出場。激戦の裏には、先輩から後輩への熱い思いがありました。
目標はベスト4入り! すべては後輩たちのために…
ド派手な演出に満員の観客、その上空には巨大なキャラクターが出現。まるでプロバスケの会場のようですが、行われていたのは高校生の大会。今年で3回目の開催となる「U18日清食品トップリーグ2024」です。全国から選ばれた高校8チームが、3か月かけてリーグ戦で高校日本一の座を競います。
このハイレベルなリーグ戦に初めて挑戦するのが、岐阜県の美濃加茂高校バスケットボール部。1991年に創部し、現在59人の部員が練習に汗を流しています。
その中に、並々ならぬ決意をもってこの大会に臨む選手がいました。「自分たちは最低ラインをベスト4においている」という、後藤宙(そら)選手、3年生です。 美濃加茂高校は、この夏のインターハイで岐阜県勢過去最高となる準優勝に輝いたのですが、その急成長を遂げたチームの中心にいるのが後藤選手なのです。 プレースタイルは、シュートに行くと見せかけてバックハンドパス、センスあふれるトリッキーなプレー、さらに体を張ったディフェンスと、攻守にわたるバランスの良さが魅力。
指導する林監督も、後藤選手のことをこのように評価しています。 林龍幸監督: 「(後藤選手は)いろんなことができると思う。オールラウンドにやれる選手。シュートは3ポイントも打てるし、パスはいろいろな(ところの選手に)配慮して出している。そういう部分はすごいと思う」
監督も認める美濃加茂高校バスケ部の大黒柱・後藤選手。そんな彼がベスト4にこだわる理由…それは、ベスト4に入れば来年の「U18日清食品トップリーグ2024」の出場権が得られるからです。 美濃加茂高校バスケットボール部 後藤宙選手(3年): 「自分たちも1年生の頃から(いろんな)試合に出させてもらっている。その経験があって今がある。自分たちが今度は後輩に経験させていく番」