中日ドラゴンズ2位指名・吉田聖弥投手、ドラフトで流した涙の意味とは...?期待の社会人No.1サウスポー、武器は「止まって見える」“生意気”なチェンジアップ
“社会人No.1サウスポー”と評され、ドラゴンズの即戦力として期待を集める吉田聖弥投手。ドラフト会議で流した涙の裏には、けがとの戦い、引退を引き止めたコーチの言葉、苦悩を乗り越え続けた4年間の社会人野球時代がありました。
武器は“生意気”なチェンジアップ!?
サラサラヘアとさわやかな笑顔がトレードマークのこちらの選手。先月行われたドラフト会議で、中日ドラゴンズから2位指名を受けた『西濃運輸』所属の吉田聖弥投手(22歳)です。
ドラフト会議終了後、「時が止まったではないですけど。すごくびっくりしたところもありましたけど、時間がたつにつれてうれしいです」と、指名の喜びを口にした吉田投手。その実力は、“社会人No.1サウスポー”と評され、ドラゴンズの即戦力として期待されています。
その大きな武器が、『止まって見える』というチェンジアップ。その意味について、吉田投手は「普通、チェンジアップといえば落ちるボールだけど、僕のチェンジアップはちょっと違って、落ちないけど来ないみたいな」、「“生意気”なチェンジアップって、よく言われます」と答えます。 チェンジアップとは、ストレートと同じ腕の振りで投げられるスピードの遅いボールのこと。吉田投手が空振り三振を奪取した映像を見てみると、バッターは“チェンジアップ”を“ストレート”だと錯覚。バットを振るタイミングが、あきらかに合っていないのがわかりました。 この止まって見えるチェンジアップと早いストレートを織り交ぜ、打者をもてあそぶ様子から、“生意気なチェンジアップ”と呼ばれるようになったといいます。
いい香りが漂う部屋のなか。香水が好きで集めているという吉田投手。「シーンに合わせてスーツ用や秋用だったり、キンモクセイが好きなので、SHIROの香水を秋はつけるようにしています」と香りへのこだわりを話します。