古宇利島で「全島角力大会」 区から運営受け継ぎ、「島の駅」で初開催へ
沖縄伝統の相撲イベント「古宇利島全島角力(すもう)大会 第1回 ソラハシ杯」が11月24日、「古宇利島の駅ソラハシ」で行われる。(やんばる経済新聞) 【写真】「古宇利島の駅ソラハシ」のフードコート 同施設の吉岡博之駅長は「これまで古宇利島区の主催で相撲大会を運営していたが、昨年を最後に難しくなったと相談があった。伝統行事でもあるのでぜひ続けていきたいと思い、区から運営を受け継ぐことにした」と話す。 当日は、6歳以下の子どもが参加できる「花角力」から始まり、「子供角力」、沖縄角力協会に所属する選手や島民など約30人が参加する「全島角力大会」を展開する。18時からは沖縄県出身のボーカルグループ「5th Elements(フィフスエレメンツ)」、県内外で活動する三線アーティスト・前田秀幸さんがステージライブを行う。 同施設のフードコートでは、6店舗がかき氷やソフトクリーム、サーターアンダギー、沖縄そばやアグー豚を使った沖縄料理やビール、泡盛などのアルコールやクラフトコーラなどのソフトドリンクを販売する。 吉岡駅長は「初めてのことなので、他の地域の相撲大会を見学に行ったり、沖縄角力協会と何度も協議を重ねたりと念入りに準備してきた。県内の色んな方に見に来てほしいと思い、米軍基地へチラシの設置や基地内のラジオ番組内で紹介してもらうなど、古宇利島の角力大会では初の試みである外国人向けのアプローチもしている」と話す。「沖縄の伝統競技をやんばるの大自然の中で見られる機会は多くないと思うので、県内在住の方はもちろん、観光客にも相撲の迫力を間近で感じてもらえたら」と来場を呼びかける。 開催時間は11時~。観覧無料。
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