新島襄帰郷から150年で祈祷会 群馬・安中市
同志社大学の創立者でキリスト教教育に尽力した新島襄がアメリカから安中に帰郷した日から150年を迎える28日、記念祈祷会が「新島襄旧宅」で開かれました。 安中藩士の子として生まれた新島襄は、1874年にアメリカから帰国後、両親の住む安中へ一時帰郷し、キリスト教を伝え市民に多くの影響を与えたと言われています。 28日は、帰郷した日から150年を迎えることを記念して「新島襄旧宅」で祈祷会が開かれました。 祈祷会は新島学園が開いたもので、高校3年の鈴木旭さんや、新島学園短期大学2年の鈴木琴雅さんは「150年が経った今も意思は受け継がれています」と話し、新島襄を偲び、今後の学びに向け、決意を新たにしていました。 安中市の岩井市長は「新島襄先生の意思を引き継いだ方々が創設した新島学園がこの地にあるということは非常に大きな財産です」と述べました。 また、新島学園の湯浅康毅理事長は「先人がこの地を耕してくれたように引き続きこの地を耕し未来に繋げていきます」と話しました。 参加者らは新島襄の業績を偲ぶとともに哀悼の意を捧げていました。