チームによっては主力級!? 広島の現役ドラフト注目選手(6)かつては“エース候補”だったが
日本野球機構(NPB)は、12月9日に2024年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する見込み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれていない選手の新天地での活躍が期待される。ここでは、今年の現役ドラフト候補になり得る広島東洋カープの選手を紹介する。
遠藤淳志
投打:右投右打 身長/体重:186cm/89kg 生年月日:1999年4月8日 経歴:霞ヶ浦高 ドラフト:2017年ドラフト5位 ファームでは十分な成績を収めている遠藤淳志も、現役ドラフトの候補といえる選手である。 霞ヶ浦高では、3年夏はエースとして茨城県大会の決勝戦に進出。惜しくも敗れたが、ポテンシャルを評価されたこともあり、ドラフト5位で広島東洋カープから指名を受けた。 プロ2年目から34試合に登板する働きを見せると、2020年は先発として19試合に登板し、5勝、防御率3.87をマーク。今後も先発ローテーションの一角として期待を受けたが、伸び悩んだ。 昨季は4月6日の阪神戦で白星を手にすると同時に、新井貴浩監督に就任後初勝利をプレゼント。だが、同年はこの1勝に終わり、8試合の先発登板で1勝5敗、防御率4.39と安定感を欠いた。 今季は6月13日に一軍昇格し、同16日の楽天戦で今季初登板。2イニングを投げて無失点に抑えたが、2つの四球を与え、同24日にファーム降格となった。 9月には再び一軍のマウンドに上がったものの、同16日のDeNA戦では1イニングを投げて3安打2失点。一軍ではわずか3試合のリリーフ登板で、防御率4.50に終わった。 一方、ファームでは先発、リリーフ問わず21試合に登板し、防御率1.74をマーク。現役ドラフトの対象となれば、獲得したいと考える球団も多いだろう。
ベースボールチャンネル編集部