日本のIT業界の未来は明るい! さまざまな分野から個性豊かで優秀な作品が集結。「U-22プログラミング・コンテスト2024」 最終審査会が開催。
年々ハイレベルな作品が集まる次世代プログラマーの頂点を決定するコンテスト
U-22プログラミング・コンテスト実行委員会は、22歳以下を対象とした、「U-22プログラミング・コンテスト 2024」 の最終審査会を開催、最高賞となる経済産業大臣賞をはじめ、経済産業省商務情報政策局長賞、スポンサー企業賞、視聴者賞など各賞を決定した。 「U-22プログラミング・コンテスト」 とは、次世代のIT人材の発掘・育成を目的とし、児童・生徒・学生たちが、自らのアイデアをもとに、「プログラミング」 技術を用いて実装し、世の中をもっと便利に楽しくする作品を募集するもので、これまで44回も開催されてきた歴史あるコンテストだ。最終審査会には、今回もゲーム、ユーティリティ、言語、AI、学習&教育、IoTなど、さまざまな分野から22歳以下とは思えない質の高い作品が集まった。 尚、最終審査はプレゼンテーション10分間、質疑応答5分間、採点1分間で行われ、最終選考に進んだ16作品の発表者が、それぞれの思いを込め熱のあるプレゼンテーションが行い、審査員の協議により各賞が決定、「最終審査会結果発表・表彰」 が行われた。
身近な生活のまわりにある課題を解決する作品が受賞
最初に発表されたのが、「経済産業大臣賞」 から、「総合」「プロダクト」「テクノロジー」「アイデア」 の4作品だ。本プログラム・コンテストにおける最高賞となる。 そして、見事 「経済産業大臣賞 総合」 に輝いたのは、母親の趣味である 「ぽんぽん」 づくりを誰もが楽しむことができるようにと開発した 「PomPomPattern -ぽんぽん設計図ジェネレーター-」 を発表した東京都立産業技術高等専門学校の武田和樹さん。受賞に際し、「取れるとは思っていなかった。」 という竹田さんだが、アイデアもさることながら技術レベルの高さやアプリの完成度の高さも光った作品だ。
「アイヌ語」の復興を目指し開発された技術レベルの高い作品
続いて、「経済産業大臣賞 テクノロジー」 に選ばれたのは、絶滅が危惧されるアイヌ語の復興を目指す 「アイヌ語ニューラル機械翻訳アプリ 「tunci:」」 を開発した五十嵐涼さん。「光栄です。作品がきっかけでアイヌについて考えていただけると嬉しいです。」 とコメントした。社会課題を解決することを真剣に考えて開発に臨んだ姿勢も評価された。