7カ月ぶり代表復帰戦でゴールの三笘薫「ウイングバックからウイングバックが決めるプレーは狙いだった」
日本代表は5日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)第1節で中国代表と対戦し、7対0で勝利した。試合後、7カ月ぶりの代表復帰でゴールを決めた日本代表MF三笘薫がメディア取材に応じた。 【ゴール集】日本代表、圧巻の7得点で最終予選快勝スタート! この試合、日本代表の森保一監督は「3-4-2-1」の布陣を採用。三笘は最も得意とするウイング(WG)のポジションよりもスタートポジションが少し低い左ウイングバック(WB)で起用された。 ポジションが下がったことによる意識の変化について、三笘は「WBでも、WGでもやるべきことはチームを勝利に導くことなのでそこは意識して、まずは守備から考えながらやっていました--。ボールを持ったときはウイングの立ち位置を取って、高い位置で仕掛けようとは言われていました。ロングボールに対してはしっかり後ろで構えてと考えていました」と攻守のポイントを語った。 1点をリードして迎えた前半アディショナルタイム、三笘は逆サイドのWB堂安律のクロスへ飛び込み、ヘディングでチームの2点目を決めた。得点場面は試合前から狙っていた形だったようで、「WBからWBが決めるプレーは(チームの)狙いでもありましたし、練習から言われていました。(実際に)クロスの質次第ではフリーになっていたし、(相手の)4バックでは見切れない部分があったと思うので、そこは狙っていました」と振り返った。 試合は終わってみれば7対0の大勝。2列目で起用された選手は全員得点に関わる活躍ぶりだった。三笘はあらためて「いろいろな選手が、いろいろな形で得点を取れるのは、すごく層が厚いということですし、競争も激しくなってくるので、次の試合で誰が決勝点を取るかというところも(意識として)あります」と競争意識を語りつつ、「でもやっぱり最終予選はW杯出場を決める大会なので、いろいろな人がそういう気持ちでやっているというのはすごく良いことだと思います」、「良い意味で全員がいつも通りプレーできたのは良かったなと思いますし、最終予選でも強度高くできたのは、日頃から高いレベルでやっている選手が多いからだと思います」と、チームの総合力への手応えを語っていた。 次戦は9月10日(火)25時~(11日 1時~)アウェイでバーレーン代表と対戦する。
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