テンション低め? 上海ディズニーのオープン控え、地下鉄駅が試運転開始
4月25日、上海の地下鉄11号線の最後の一駅が試運転を開始しました。その駅の名は「ディズニー・リゾート駅」です。車両とホームの間のガラスの壁もミッキーのシルエットや上海の風景などで彩られており、地下鉄を降りるとまさに上海ディズニーという感じです。
上海ディズニーランド自体のグランドオープンは6月16日からとまだ先ではありますが、テストオープンは5月7日からと、もう残り1週間程度になりました。今回の地下鉄駅の試運転開始に当たり、ディズニーランド場外のディズニータウン内は歩くことができます。この場外ですが、一定の見た目はできているものの、店舗はまだ内装中で一店舗も営業していない状態です。あくまで、ディズニータウンの雰囲気を感じながらの散歩だけであれば楽しむことができます。
そもそも上海ディズニーランドの注目度といえば、元というチケットの高さも目につきますが、オープン初日のチケットは既に規制がかかり売り切れ、ダフ屋では5000元(約8万円程度)のチケットも出回っているという話もあります。ですので、今回の地下鉄駅オープンでも若いディズニーファンで人が溢れているかと思いきや、意外と穏やかです。 しかも、平日の昼間ということもあり、見かけるのは高齢者ばかりです。あまりにも高齢者が多いため、ディズニーランドではない場所に来ているかのような錯覚を感じてしまいます。しかし、単に散歩がてらの見学に来ているというよりは、各モニュメントの前ではしゃぎながら記念撮影をするなど、ディズニーを目的として楽しみに来ている様子がとても新鮮でした。
驚きはこれだけには止まりませんでした。なんと、ほとんどの高齢者たちがiPhoneやスマホ、タブレットを持ち撮影や自撮りを楽しんでいるのです。しかも単なる撮影ではなく、ピンチによるズームや、タッチによる明度の調節など、相当使いこなしているのです。少数の人ならまだしも、かなり多くの高齢者たちが一様に使い慣れている様子を見るというのはあまりない光景のため、驚きを隠せませんでした。