【パリ五輪100日前】最新のメダル予想…日本は49個で6位にダウン 北口・藤波・開など世界で活躍も27種目で予想下げる
2024年パリ五輪の100日前を迎え、アメリカのデータ会社『グレースノート社』が最新のメダル獲得予想を発表しました。 【画像】パリ五輪1年前時点でのメダル獲得予想を振り返る
■国別順位は5位→7位に
パリ五輪1年前に同社はメダル予想を発表していましたが、当時の日本の予想は金『12個』、銀『21個』、銅『21個』の合計『54個』で国別で見ると5位でした。しかし、最新の予想では金『13個』、銀『16個』、銅『20個』の合計『49個』に変動。 国別の順位も 1位:123個 アメリカ 2位:89個 中国 3位:66個 イギリス(1↑) 4位:55個 フランス(1↓) 5位:50個 オーストラリア(2↑) 6位:49個 日本(1↓) 7位:47個 イタリア(1↓) と変わっています。
■前回予想以降、世界女王が続々誕生…21種目で予想上昇
前回予想から順位を上げたのは、21種目。 陸上・やり投げの北口榛花選手は前回銅メダル予想でしたが、2023年世界選手権金メダルの実績などもあり、パリ五輪では金メダル予想に上昇。 またレスリング女子53キロ級の藤波朱理選手も銅メダル予想から、金メダル予想へと上昇。2022年世界選手権は怪我の影響で欠場しましたが、翌年の世界選手権では東京五輪メダリストや世界ランク1位(当時)の選手に勝利するなど、公式戦127連勝無敗で金メダルを飾りました。パリ五輪まで100日前現在で、連勝記録を『133』に伸ばしています。 また東京五輪のスケートボード・女子パーク銀メダリストの開心那選手は銅メダル予想から金メダル予想に上昇。2023年10月の世界選手権では自身初の世界女王に輝き、パリ五輪予選の世界ランキングでも1位になっています(4月17日時点)。
■競歩やバドミントンなど…27種目で予想下がる
一方で前回予想から順位を下げた種目は27に上ります。 陸上・競歩では金『1個』、銀『2個』が予想されていましたが、今回それらが『0個』に。 東京五輪20キロ競歩で銅メダルを獲得した山西利和選手は、パリ五輪で金メダルを予想されていましたが、国内の代表選考レースで反則によるペナルティーを受け失格。五輪出場自体が絶望的となり、メダル予想からも外されました。 またバドミントン・女子シングルスで世界選手権を連覇していた山口茜選手は金メダルから銅メダル予想に変更。3連覇を目指した世界選手権では準決勝でストレート負けを喫していました。