「エミリー、パリへ行く」新シーズンの個性派ファッションを衣装デザイナーが解説
撮影のためオリジナルのサングラスを手に入れたフィトゥシは、「リリーがサングラスを試着したとき、私たちは泣いて、叫んで、鳥肌がたった」と語った。さらに、「撮影では『ピエール マーリー オプティシァン(PIERRE MARLY OPTICIEN)』が製作したレプリカを使用し、コートにはフェイクファーを使用した」と付け加えた。
このシーズンでエミリーは今までのアメリカ的なファッションからよりフランス的なファッションに身を包むようになったが、鮮やかでプリント柄の多い今までのワードローブと決別したわけではないそうだ。今の彼女のクローゼットには、「フィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニ(PHILOSOPHY DI LORENZO SERAFINI)」や「ジャックムス(JACQUEMUS)」「マルニ(MARNI)」「ミュウミュウ(MIU MIU)」「ラ・ダブルジェイ(LA DOUBLE J.)」「ボス(BOSS)」など、さまざまなテイストのアイテムが混在しているとフィトゥシは明かす。
ミンディー・チェンのエキセントリックな装い
アシュリー・パーク(Ashley Park)演じる、エミリーの友人ミンディー・チェン(Mindy Chen)の自由なスタイリングは今作でも健在だ。
例えば、「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」のグラフィック柄のミニスカートにダイヤモンドで装飾されたクロップド丈のブレザーとピンクのセーラー帽を合わせたり、ターコイズカラーにピンクのバラがプリントされた「マグダ ブトリム(MAGDA BUTRYM)」のジャンプスーツに同色のファーの帽子を合わせたりと、心躍るスタイリングを次々と披露する。
シルヴィーのニュールック
フィトゥシによると、フィリッピーヌ・ルロワ=ボーリュー(Philippine Leroy-Beaulieu)演じるエミリーの上司シルヴィー(Sylvie)は、思いもよらない秘密のファッションスタイルを第2部で見せつけるそうだ。