【広島】若鯉が2年ぶり安打&3年ぶり弾&プロ初安打の躍動 今季初の2ケタ11得点大勝で最下位脱出
◆JERAセ・リーグ 広島11―2DeNA(16日・マツダスタジアム) 広島は、今季最多15安打で今季初の2ケタ11得点を奪ってDeNAに大勝した。終盤には途中出場の若ゴイの躍動もあって、最高の形で連敗を3で止め、最下位から脱出した。 7点リードの7回1死三塁。代打・宇草が右前適時打で10点目をたたき出した。昨季1軍出場がなく、17日が27歳誕生日の5年目。22年7月8日の中日戦以来648日ぶりの安打に「明日がない立場だったので、とにかく(安打が)出て良かった。ここ(1軍)でやるためにやってきた。まだまだ一日一日、積み重ねていきたい」と声を弾ませた。 8回には宇草と同じく昨季1軍出場なしの5年目・石原が、代打弾を放った。21年11月1日以来897日ぶりのプロ5号。「限られたチャンスの中で、積極的にいこうと思っていた」。その勢いに乗ったのが、続く打席に立った途中出場の久保。今季初の開幕1軍入りを果たした大卒2年目は、初球を左前にはじき返し、10打席目で待望のプロ初安打。「(記念球は)両親にあげようかなと思います。甲子園とか、開幕戦も見に来てくれていた。なかなか、いいプレーは出なかったんですけど『やっとプロ野球選手になれました』と報告できるかな。今日は来てないんですけど(笑い)」と喜んだ。 この試合前まで打線は12球団ワーストの1試合平均2・21得点と苦しんでいたが、若手の活躍が希望の光となる。
報知新聞社