物持ちがよい妻のスマホは「8年目」に突入。故障もないそうですが、このまま使用し続けても問題ないのでしょうか?
毎年のように、新機種が発表されるスマホ。1~2年で買い替える人もいれば、故障するまで長く使う人もいるようです。中には、8年目に突入しても、特に故障もなく使えているケースも。しかし、8年目のスマホをそのまま使用し続けても、問題はないのでしょうか。 今回は一般的なスマホの買い替え時期や、古くなったスマホを使い続けるリスクについて調べました。スマホをお得に買い替える方法もご紹介しますので、参考にしてください。
スマホの寿命は? みんな何年くらい使っている?
スマホは充電と使用を繰り返すため、バッテリーの寿命がくると買い替えを検討する方も多いでしょう。バッテリーの寿命は、使用状況や環境にもよりますが「バッテリーの最大充電容量が50%になったら」「充電回数が500回を超えたら」といわれています。毎日充電をしたとすれば、2年もしないうちに寿命を迎えることになります。 スマホの使い方によっては、バッテリーの劣化を遅らせられるため、2年以上たっても問題なく使用できる場合もあるでしょう。バッテリーが寿命を迎えた場合でも、モバイルバッテリーを使ったりバッテリー交換をしたりして、同じスマホをそのまま使い続けることも可能です。 内閣府経済社会総合研究所景気統計部の「消費動向調査 令和6年3月実施調査結果」によると、携帯電話の平均使用年数は4.5年で、主な買い替え理由は以下の通りです。 ●故障:38% ●上位品目への移行:27.8% ●住居の変更:0.1% ●その他:34.1% バッテリーの劣化状況にもよりますが、スマホの寿命は、故障や破損がなければ2~5年程度といわれています。
古いスマホを使用し続けるリスク
しかし中には、5年以上同じスマホを使い続けている人もいるようです。相談者のように、「物持ちのよい妻のスマホが8年目に突入している」といった場合、そのまま使用し続けてもよいのか心配になるかもしれません。特に故障もなく使用できているケースも多いかもしれませんが、古いスマホには以下のようなリスクがあるため注意が必要です。 ・最新のOSにアップデートできなくなる スマホを購入してから一定の期間が経過すると、最新のOSのアップデートが配信されなくなることがあります。この場合は、セキュリティー上のアップデートにも関係するため、ウイルス対策が不十分になるケースもあります。スマホのセキュリティー面から考えると、最新のOSにアップデートできなくなったスマホは、買い替え時期にあるといえるかもしれません。 ・アプリやサービスが使えなくなる 最新のOSに対応していないスマホでは、アプリのアップデートができなくなることもあります。使いたいアプリがインストールできない、普段使っているアプリのアップデートができない、などの支障が出る場合があるため注意しましょう。 ・急な不具合が生じる可能性がある 古いスマホを使用し続けていると、急に電源が落ちる、画面がフリーズするなどの不具合が増えることも考えられます。交通系ICカードを登録していたり、スマホ決済を使用していたりする場合は、スマホが動かなくなって困るかもしれません。