民進党蓮舫代表が定例会見5月18日(全文1)総理友人に特例ないかを明らかに
民進党の蓮舫代表が18日午前10時半から定例会見を行った。 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」が獣医学部を開設する計画をめぐり、民進党は「総理のご意向だと聞いている」などと記された文部科学省の内部文書を入手したとして、党内に調査チームを設置して政府を追及する構えを見せている。 民進・蓮舫代表が定例会見 「共謀罪」審議や加計学園問題は また「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案をめぐり、民進、共産、自由、社民の野党4党は17日、金田勝年法相の不信任決議案を国会に提出した。 ※以下は会見の書き起こしです。一部判別できない箇所がございますことをご了承ください。
金田法務大臣に対する不信任決議案の採決
司会:ご準備よろしいでしょうか。では、国会も緊迫した局面を迎えておりますが、蓮舫代表の定例記者会見を開催いたしたいと思います。まず冒頭、蓮舫代表からご発言をさせていただきます。よろしくお願いします。 蓮舫:おはようございます。本日午後、衆議院本会議で野党4党が共同提出しました、金田法務大臣に対する不信任決議案の採決が行われます。これまでの衆議院の法務委員会の審議を見させていただきましても、当然となって、大前提として憲法63条に定められた、国務大臣は国会の求めに応じて答弁をする責務がある。この責務をまず放棄しているということが大問題です。答えられないから刑事局長に答えさせるという場面があまりにも多すぎる。また、局長の答弁をそのままオウム返しに繰り返すという、極めて不誠実な答弁姿勢も看過しがたいことがあります。 また、その答弁の極めて不安定さの目立つ中身についても大きな問題があると考えています。例えば一般人は捜査の対象にならないとされていますけれども、告発を受けた場合にも一般人は捜査の対象にならないという答弁がありましたが、法務大臣が刑法、刑事訴訟法を知らないと思えてしまうような答弁も、これは許しがたいものがあります。また、予備罪より共謀罪のほうが罪刑が重いという事態も、私たち民進党の質疑で明らかになりました。こうした法律の内容の整合性、あるいは不安定さ、大臣の答弁能力のなさ、全てを合わせても不信任に値する大臣だと考えています。今日は山尾志桜里議員が不信任案提案を行いますし、賛成討論は逢坂議員が行いますので、丁寧な不信任案の内容は、国民の皆さま方の思いに沿うものだと考えております。