民進党蓮舫代表が定例会見5月18日(全文1)総理友人に特例ないかを明らかに
加計学園の問題の疑惑が深まる
加計学園の問題の疑惑がいよいよいっそう深まってまいりました。まず、説明を有するのは政府にある。政府がきちんとこの問題に疑惑がないんだと、丁寧な説明をしていただきたいと思います。官房長官と文科省の違いがあまりにも明らかになりました。官房長官はないと言っていますが、文科省は持ち帰って調査をすると、調べるとしています。まず、内閣の中で一致をしていません。ですからきちんとここは、何が正しいのか説明をしていただきたいと思います。今日、衆議院の議院運営委員会で、きのう、この政府が言っていることについての審議、あるいは問題となって報道されている文書の存在について調査をしてほしいと要求をしていますので、今日、このあと開かれる衆議院の議院運営委員会では当然、正式な回答が返ってくると思いますので、その回答を聞いてからわれわれの対応をまた考えていきたいと思っています。 学校の開校時期に合わせて、森友学園も加計学園も極めて異例な行政側の措置が働いていたと疑わざるを得ません。森友の問題も、3メートル以下にごみが埋まっていないとされるメールを籠池前理事長が示されました。これは国交省と財務省と言ってることが正面から違いますので、これも政府に説明をしていただきたいと思います。 加計学園に至りましては、例えばそれまでなかった条件が急に付加されました。1校に限る、ほかに手を挙げていた大学を明らかに意識したのではないかと疑われます。しかも獣医学部が「空白地域に限る」という条件がのちに付加されています。もう1校の手を挙げている大学が合わない条件がのちになぜ増えていったのか。このことも説明を求めたいと思っています。今日は参議院の農水委員会で、この問題、参議院で調査をずっとリードしてきた桜井議員が取り上げますので、ぜひそちらの質疑のやり取りも見ていただきたいと思います。 私たちが考えている、そして政府に求めている問題はたった1つです。総理の友人、総理夫人の友人、総理権力に近しい人に特例の措置が講じられていないかどうか、それを明らかにしていただきたいと申し上げています。衆議院の予算委員会でも、長妻筆頭から自民党の筆頭に対してこの加計、森友の予算の集中質疑も求めていますボールは全て政府にある。全て与党にある。説明責任はその資料をつまびらかに見ることができる政府にあると申し上げたいと思います。私からは以上です。 司会:ありがとうございました。それではご質問等ある人は挙手にてお願いしますが、できれば同列項目についてはまとめてお答えをしたいと思いますので、なるべくご配慮いただきたいと思います。ではTBSさん、どうぞ。