河村勇輝（ロイター＝USA TODAY Sports）

　米プロバスケットボールNBAグリズリーズの河村勇輝を、米大手誌「スポーティングニュース」が異例の扱いで特集した。 　河村は10日（日本時間11日）のブレイザーズ戦で第4クオーターに途中出場し、自己最長の7分57秒にわたってプレーした。3得点4アシストといずれも今季最多の数字をマークする活躍を見せ、評価が急上昇している。 　エキシビット10契約がはい上がって成功をつかもうとする河村の姿は全米でも脚光を浴びており、敵地でも大歓声が送られるなどフィーバーが沸き起こっている。 　そうした状況を受けて、NBA公式サイトの報道も担う大手誌「スポーティングニュース」が「河村勇輝とは？　身長5フィート8インチ（約173センチ）の日本人ガード選手が急速にNBAファンのお気に入りに」と題して大々的に特集を展開した。 「プレシーズン中からNBAの新シーズン序盤にかけて、グリズリーズのルーキーポイントガード、河村勇輝選手はリーグ中に話題を呼んでいる」とカワムラフィーバーが起きていると強調。「プレシーズンのわずか数週間前にデリック・ローズが引退したため、メンフィスはポイントガードの層の厚さを必要としていた。そこでカワムラの登場だ。グリズリーズは日本人選手とエキシビット10契約を結び、シーズン開始以来、彼は急速にファンのお気に入りとなった」と指摘した。 　そして「カワムラは今のところグリズリーズのファンに印象を残している。メンフィスの新星、カワムラについて知っておくべきことをすべて紹介する」と表現し、河村の生い立ちからバスケットボール人生に至るまでを紹介。Bリーグや日本代表でのキャリアなども事細かに伝えた。 　そして現在の活躍ぶりを「身長5フィート8インチのカワムラは、NBAで公式に最も背の低い現役選手だ。実際、彼は身長が6フィート未満とされている唯一の現役NBA選手だ。彼はリーグ史上11番目に身長の低い選手だ」と体格の不利にもかかわらず奮闘している点を強調。「身長の不利にもかかわらず、このポイントガードは重要な試合でプレーし、それを楽しんでいるため、メンフィスのファンから称賛を得ている」と全米のファンから喝采を浴びているとした。 　カワムラフィーバーは過熱する一方だ。