日インドネシア防衛相会談 艦艇の共同開発も 海洋安全保障の新たな防衛実務者協議体立ち上げ
インドネシアを訪問中の中谷防衛相は7日、シャフリ国防相と会談し、艦艇の共同開発も念頭に、海洋安全保障について、新たに防衛実務者間の協議体を立ち上げることで一致した。 会談後、中谷防衛相は「重要な海上交通路を有しているインドネシアと、わが国が防衛分野で関係を強化することは、両国のみならず地域全体の平和と安定、繁栄にも寄与するものであり、戦略的に重要なことであるとの認識で一致した」と強調した。 また、インドネシアとの艦艇の共同開発も念頭に、「防衛装備と技術協力を含む両国の海洋安全保障について、防衛実務者間の対話を立ち上げることで新たに一致した」と明らかにした。 具体的な協力の可能性については今後、議論していくという。 また会談では、中国を念頭に、力による一方的な現状変更の試みを含め、東シナ海・南シナ海を含む地域情勢について意見交換をした。 インドネシア側からは、日本や欧米に加え中国やロシアとも関係を強化する”全方位外交”の原則も含めた立場についての説明があったという。 今回の日インドネシア防衛相会談は、11日の石破首相のインドネシア訪問に先立ち、防衛協力について意見交換が行われた。
フジテレビ,政治部