20歳新星が今季2勝目 ケルバー、バドサら下したシュナイダーが価値ある優勝<女子テニス>
バート ホムブルク オープン
女子テニスのバート・ホンブルクオープン(ドイツ/バート・ホンブルク、芝、WTA500)は29日、シングルス決勝が行われ、世界ランク47位で20歳のD・シュナイダーが同49位のD・ヴェキッチ(クロアチア)を6-3, 2-6, 6-3のフルセットで破り、優勝。今年2月のタイ・オープン(タイ/ホアヒン、ハード、WTA250)以来となるキャリア通算2勝目を果たした。 【大坂 なおみ、日比野 菜緒、内島 萌夏ら ウィンブルドン組合せ】 シュナイダーは今年2月、当時19歳ながらツアーで初優勝を飾りブレイク。世界ランクも自己最高の47位をキープし芝シーズンに突入した。 今大会は1回戦で元世界ランク1位のA・ケルバー(ドイツ)、2回戦で世界ランク27位のD・ヤストレンスカ(ウクライナ)、準々決勝で元世界ランク2位のP・バドサ(スペイン)、準決勝で第3シードのE・ナヴァッロ(アメリカ)を下し決勝に進出している。 決勝戦、試合を通して9本のサービスエースを決めたシュナイダーはヴェキッチのブレークを3度に抑えると、リターンゲームでは6度のブレークチャンスを創出し、そのうち4度ブレークに成功。2時間12分でキャリア2勝目をあげた。 女子テニス協会のWTA公式サイトにはシュナイダーのコメントが掲載されている。 「私にとって素晴らしい1週間だった。人生最高の1週間をプレーすることができたから、この調子で続けていきたい」 勢いに乗るシュナイダーは今後、7月1日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に出場。1回戦で元世界ランク1位のKa・プリスコバ(チェコ)と顔を合わせる。