デザイナー鈴木真悟のサッカー古着の着こなし術。“クセつよ”3着を普段のコーデに取り入れるコツ解説
ここ最近注目度が増しているサッカー古着。 【写真15点】「デザイナー鈴木真悟のサッカー古着の着こなし術」の詳細写真をチェック
上手に着こなせたら格好いいが、大人にとって難易度は少々高い。そこで今回は、普段からサッカー古着を愛用する鈴木真悟さんに、着こなし術を教えてもらおう。
① サッカーTシャツ&スラックスで大人の着こなしに
サッカー古着のなかでもプリントTは普段の古着感覚で着られる。鈴木さんが手にしたのは、フランスが産んだヒーローだ。 「エリック・カントナのイラストです。元フランス代表の主将で、マンチェスター・ユナイテッドの栄光の“7番”の系譜に入るカリスマですよね。ユニフォームの襟を立てて着るスタイルも格好よかったのですが、観客に向かってカンフーキックをくらわすなど、破天荒な言動も周囲を惹きつける要因だったと思います」。 そんなトッププレーヤーを、母国の国旗と共にイラストで表現した一枚は、バンドTやムービーTといったアイテムのような親近感を感じさせてくれる。だからこそ、サッカー古着と変に構えることなく、普段の着こなしに取り入れやすいと鈴木さんは語る。
「顔がドンっと描かれたTシャツはインパクトが強いですが、これは全身が描かれていて、しかも写真ではなくイラストなのでかなりマイルドな印象です。サッカー古着はキャラ強めだと思いがちですが、こういったアイテムなら着やすいと思います」。
そんなプリントTに合わせたのは綺麗めな黒のスラックス。シックにしてモードな一本は、サッカー古着の存在感を上手に中和する。
「パンツをスラックスにすることでサッカーTシャツも落ち着いて見えます。上下違うテイストの服なので、チグハグな印象にならないよう色を黒で合わせてみました」。 トップスはLサイズで程よくユルさがある分、スラックスはジャストサイズを選択。そして、足元はラフにビーサンを合わせた。 「黒 × 黒だと重たく見えてしまうので、足元はラフにビーサンをチョイスして抜け感を作るのもポイントです」。
② ベッカムのフォトTをカジュアルな白パンツに馴染ませる
続いて鈴木さんが選んだのは、精度の高いアーリークロスとフリーキックで何度もゴールをお膳立てしてきた稀代の名パサー、デイビッド・ベッカムのフォトT。 やはり目を引くのはそのイケメンっぷり。ショートモヒカンのヘアスタイルも話題にのぼるほどで、2002年日韓ワールドカップ時には多くの若者たちが彼を真似したものである。