PTA 委員辞めるには「免除の儀式」…3分の2の同意が必要 「勧誘マニュアル」存在も?【#みんなのギモン】
■PTAを“見直したら”…入会率が約9割に 「無理しない!」学校
そこで2つめのポイントが「無理しない!」。PTAのあり方を見直した学校があります。 埼玉・草加市立松原小学校はコロナ前、保護者が事実上“全員PTAに自動加入”だったのですが、コロナ禍でPTA活動が休止したこともあり、学校側と保護者が話し合ってやり方を変えたといいます。 PTA活動を「やった方がいい」「やりたい」と考えた保護者が、各活動を「サークル」として立ち上げました。今は本の読み聞かせ、校内清掃、朝の見守りなどが活動内容で、保護者はそれぞれ自分が「やりたい」「やれるな」と思う活動に自由にエントリーができる形にしました。 PTA会費も、支払い義務のない「支援金」に変更して、集まったお金の範囲でできる活動をするということです。そのため、広報誌づくりなどなくなった活動もあるといいます。現在、入会率は約9割(88%)です。 この学校のPTAの代表は次のように話します。 PTAボランティアセンター長 大上哲治さん 「やらされてPTA活動してるとつらいじゃないですか、親が。それで参加していても学校のためになっているのかもしれないが、子どもを置いて活動するとかそんなことになっていたら、結局子どものためにはなっていないと思うので。問題意識を持って自主的に前向きに参加できるPTAになれれば、変わっていけるのではないかと思います」 ◇ 「できる範囲でやる」「楽しみながらやる」というのは、大事なポイントです。時代とともに価値観も変わりつつある中、学校と保護者の向き合い方を改めて見つめ直す時期にきているのかもしれません。 (2023年12月1日午後4時20分ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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